ボルボ V60 B5 Rデザイン試乗 全方位好バランスで安全性もぬかりなしの万能ワゴン
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:編集部 58
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:編集部 58
エステートのV60を選べば529リッターの大容量をもつラゲッジスペースが手に入る。多人数乗車の機会が多かったり、荷物が多い趣味をもつ人はXCかエステートを検討することになると思うが、ラゲッジの高さが低い分、荷物の積み下ろしはエステートのほうが楽。
ただ載せる荷物なんてほぼないという人にもボルボのエステートはオススメだし、実際にそういうユーザーも多いはず。だってセダンよりもXCよりもカッコいいから。ボルボと言えばエステートでしょう!(←個人の見解です)
運転支援のパイロットアシストは、車線中央を維持するためのステアリングアシストをドライバーにはっきりと伝えてくるタイプだ。車間調整、車線中央維持ともに作動は正確で、安心してロングツーリングすることができた。
近頃は先進的な予防安全装備をカタログに謳うクルマが増えてきたが、そのほとんどすべての装備をボルボは相当前から標準装備している。最新のボルボにあって他社のクルマににない安全装備は結構あるが、その逆はほぼない。(←こちらは客観的事実)それらを駆使しても防げず衝突した際の受動安全性の高さは、それこそボルボの昔からの得意技だ。
速さとか豪華さと違って、安全性は購入前に試すことができない。それだけにボルボ=安全というイメージによるアドバンテージは大きい。もちろん彼らはそのイメージを、一朝一夕にではなく長年のさまざまな取り組みによって獲得した。
この先もそのイメージによる恩恵を受け続けるだろう。野心的な電動化目標も、このブランドならきっと成し遂げるのだろう。最新のボルボを走らせながら、そんな印象を抱いた。
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